頚椎椎間板ヘルニアの症状は、まず肩こりや背中の痛みといった症状から始まります。
これは頚椎の後ろ側にあります椎間関節の変形によって引き起こされます。この段階におきましては牽引やマッサージなどによるリハビリテーションが治療の中心になります。次に肩から手先までにかけての症状が現れます。
これは7つある頚椎の4番目から下の神経根に障害が起きますと、腕から手にかけて痛みやしびれやむくみが出てきます。
レントゲンやMRIで診断をきちんとしておくことが重要であります。痛みの度合いにもよりますが、ブロック注射で鎮痛治療をしたり、レーザー治療や内視鏡手術による治療方法を採用する場合があります。
それから頚椎椎間板ヘルニアにおいて、前述の頚椎の3番目から上の神経根に障害がおきますと側頭部や後頭部に痛みが起こりやすくなります。眼精疲労も生じやすく吐き気を催す場合もあります。
そしてさらに頚椎椎間板ヘルニアが進行していきますと、下半身まで神経障害が起こってきます。